8日間の楽しい日々はあっという間にすぎてしまいました。クリスマスイブには教会へ行き、クリスマスには七面鳥を焼き、伝統的なアメリカのクリスマスディナーを体験しました。そして、クリスマスが終わるとアメリカの人々が楽しみにしているクリスマスセールにも行き、買い物も楽しみました。実はうちにはクリスマスツリーがないのに、オーナメントや電球などを買ってきてしまったのです。これで我が家も来年はツリーを買わなければならなくなりました。その他にもバレー「クルミ割り人形」を見に行ったり、素敵なお城を見学に行ったりもしました。 そして、このように他のエアデールの友達やブリーダーにも会うことができ、とても有意義な毎日でした。
ナンシーとも毎日エアデールについて話をしました。その中でアメリカのショーについてもよく話をしました。アメリカでのショーはプロハンドラー中心で、オーナーハンドラーはとても少ないようです。カナダの友達マーガレットはよくモンゴメリ展にも出陳しますが、彼女はオーナーハンドラーです。またキムもオーナーハンドラーですが、彼らは少数派かもしれません。トリミングを教えてくれるところもなく、ショーイングすることはとても難しいと考えているようです。その点オーナーハンドラーが多いイギリスとはかなり違うと感じました。日本でも多少そういった感じはあるかもしれませんが、少なくとも私たちのクラブでは大勢の方が自分でトリミングをして、ショーを楽しんでいます。この環境は本当に幸せだなと改めて感じました。
そしてもう一つ、私が会ったレスキューされた犬たちは、どの犬も明るく、素直で本当にすばらしい犬たちでした。でも現在の平穏な生活になるまでは大変辛い思いをしてきたのでしょう。私が行ったところはほんのオハイオだけで(それでもこの州は広大なところです)、その中で3頭ものレスキューされた犬たちに会うのはレスキューチームの家に遊びに行ったのですから、当然かもしれませんが悲しい思いがしました。なぜアメリカでこれほどレスキューされる犬が多いかは色々と理由があると思います。最近では、日本でも時々そのような話を聞くことがあります。不幸なエアデールが増えないためにも、適切な飼育指導、健全な繁殖がいかに大事かを考えさせられました。