Home / Friends / From England 2011

1月中旬、英国ジェイドルド犬舎のマーチンからメールが来ました。
「アレインを日本に遊びに行かせたいが・・・」
マーチンは一昨年クラブのチャンピオンシップショーのジャッジとしてお招きしましたが、その時奥さんのアレインは犬の世話などの事情で、いっしょに来ることができませんでした。
今回は、アレインが今年に入ってから少し入院したりして落ち込んでいたので、日本でリラックスできるようにとのマーチンからのプレゼントのようでした。

 ジェイドルド犬舎のマーチン&アレインと私たちの繋がりは1998年に遡ります。当時、彼らのエアデールEng.CH.Jaideld Gypsy Girl(ロキシー)は1997年と1998年にCCを7枚獲得して、1998年のクラフト展では見事ベスト オブ ブリードに輝きました。私たちとのやりとりはその頃から始まりました。短い間ではありましたが、何度もメールを交わし、私たちのホームページを見ていただくうちに、信頼していただくようになり、同年生まれたロキシーの仔犬の中から牝を1頭送っていただくことができました。それが我が家のメイプルでした。
後に当時の話を聞くことがありましたが、その頃はイギリスでは日本にエアデールを送ってくれる犬舎は本当にわずかでした。その中で、彼らの決断は友人からさえも反対されたそうでした。でも、彼らは自分たちの考えでメイプルを日本に送ってくれたのでした。そのおかげで今の私たち
Wildernessがあることは言うまでもありません。
その後、ATCJに3頭の仔犬を送ってくれました。これらの実績が認められて、イギリスのジョッキルやスターガス等の他の有名犬舎も仔犬を輸出してくれるようになったのでした。

 実際にマーチン&アレインにお目にかかったのは、イギリスで2000年にビッグイベント「エアデールミレニアム」に参加したときでした。その時も私たち夫婦を皆さんに紹介して下さり、それが現在の海外ブリーダーとの交流の始まりとなりました。

 翌2001年3月には、私だけでイギリスのクラフト展へ行く予定でしたが、当時イギリスで発生した口蹄疫のため、クラフト展が延期だったか中止だったかになり、私は予定を変えて、ワーウィック州のジェイドルド犬舎、ヨークシャー州のロブロイド犬舎、スコットランドのAnn Curranを訪問することになりました。その時はたしかアレインの家に2泊させていただきました。その中でより一層、彼らの犬への接し方や考え方に触れるにつれ、彼らとの友情が深まっていきました。
夫はその後も何度か英国で彼らに会う機会がありました。私はメールや電話だけでしたが、こうやって10数年に渡って仲良くしてきました。一昨年にマーチンと会ったときも私にとっては10年ぶり以上、今回アレインに会うのは12年ぶりの再会となりました。

 アレインは海外旅行は初めてではありませんが、日本は今まで行った中で一番遠いところです。バーミンガムからフランクフルト経由でセントレア空港へ到着する予定でした。彼女は何日も前から、「ちゃんと乗り換えができるかしら?」と、心配していました。実は私もちょっとだけ心配だったので、セントレアの到着ゲートで大きな荷物をいっぱい押して出てきたアレインを見てホッとしました。
こうやってアレインの12日間の日本滞在が始まりました。JKCのショーへ行ったり、6年前に日本に送ったキートンの家に遊びに行ったり、愛知県の友だちの家にいっしょに行ったり、妻籠宿、高山、名古屋、半田、色々なところに観光にも行きました。

 毎晩、彼女はスカイプでご主人のマーチンと話をするのが日課となりました。マーチンの後ろには我が家で繁殖して昨年イギリスに渡ったデイジーもいつもいっしょにいて、アレインの声を聞きながら「お母さん、どこ?早く帰ってきてー」と
ないていました。

 「2015年にはマーチンといっしょに来るよ」
と言って、3月5日にイギリスへ帰っていきました。
翌々日、3月7日はデイジーが始めてクラフト展に出陳しました。いつかは今度私がその姿を見に行かなくちゃ!

荷物いっぱいでHello!
刈谷ハイウェイオアシスのゴージャストイレ
妻籠宿
妻籠宿
ラルフとドッグショー 
恵那峡かんぽの宿
キートンのママと食事へ 名古屋城 名古屋城
スーパーでお買い物 半田見物 知多の海
高山見物
岩村町 酒蔵女城主
最後の夜 マーイアといっしょに