レッドは2002年6月6日お星さまになりました。12歳11カ月でした。あと一月で13歳になるところでした。レッドは初めて私が取り上げた仔犬で、私の腕の中で息を引き取りました。産まれたときからずっとお母さんと一緒で、お母さんが亡くなってからはラフティや他の犬たちといつも一緒でした。
一度だって寂しい思いをしたことはありません。
レッドほど温厚なエアデールはいませんでした。どんな犬に対しても、どんな人に対しても怒ることはなく、いつもやさしく接していました。ただ、猫だけは大嫌いで私が先に猫を見つけないと、大騒ぎで思いっきり引っ張ろうとしました。テレビを見ることが大好きで、猫缶のフードのコマーシャルは音が聞こえるだけで、どこからでも飛んできて画面を食い入るように見ていました。
最期は惚けていたので、時々私たちを認識できないようでした。でもきっと苦しみも少なく彼女にとっては幸せだったのでしょう。
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