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1997年10月10日ペリが息を引き取りました。私たちの人生をエアデール一色に変えた最初のエアデールです。エアデールのことも 何も知らないで飼い始めた私たちでした。トリミングするのも初めて、ショーに出すのも初めて、繁殖するのも初めて、と何もかも初めての私たちに、ペリは振り回されどおしでしたが、最後まで私たちを信頼して生きてくれました。

ペリが亡くなって今年で8年目になります。いつのまにか我が家にはメイプルやウィロー、ダイアンと新しい家族が増えました。それでも今ここで「ペリ!」と名前を呼べば、トコトコと歩いてくるような気がします。

ペリは変わった犬でした。気が強いのはともかく小さい犬が本当に嫌いで、小型犬が寄ってくるとそれだけで襲いかかるのです。牝にはやたら喧嘩っ早いけど、牡にはフリフリする子でしたが、小型犬だけは別です。とにかく牡牝関係なく嫌い。それも吠えて怒るなら相手も逃げて行ってくれますが、黙ってじっと相手が寄ってくるのを待つのですから、小型犬もバカにしてキャンキャン吠えながら寄ってくるのです。
ラフティが生まれる前、ペリとレッドの2頭を連れてよく散歩に行っていた私はノーリードの小型犬を見ては悲鳴を上げながらペリとレッドを引きずって逃げたものです。

そんなところとは裏腹に、ペリは仲間をとても大事にし、私たち人間にはもちろん、子どもであるレッドやラフティにも怒ったことがありません。我が儘に振る舞われてもじっと我慢していました。でもなぜかレッドもラフティもペリを尊敬していて、彼女たちもまたペリを大事にしていたような気がします。

私たちもペリの側にいると、心が落ち着き安心できるような気がしました。初めて出会ったエアデールがペリだったからこそ、私たちはエアデールにのめり込み、そしてそれまでの生き方を180度変えるくらいの影響を彼女から受けたのです。 ペリ!ありがとう!

pedigree      

10歳 最期のお出かけ、乗鞍高原
6歳 左:ペリ 右:レッド
6歳 仔犬と一緒に木曽川で
5歳 左:ペリ 右:レッド 乗鞍高原へクロカン
生後8ヶ月 山歩きで疲れた〜
生後2ヶ月 ビルと一緒に山歩き